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ITフリーランスにとって必要とされるスキルとは?

ITフリーランスにとって必要とされるスキルとは?_1

フリーランスという働き方を選択する人が増加し、2018年にはその経済効果は20兆円を超え、日本の労働人口の約6人に1人はフリーランスになったということが明らかになっています。その背景にはITの進化が大きく関与しており、IT系フリーランスも著しく増加しています。クラウドソーシングや業務のアウトソーシングが一般的になった現在、IT系フリーランスにとっても容易に仕事を受託する環境になっています。今回は、そんなITフリーランス業界で、持っていると有利になるスキルを人気の高い4つの職種別に解説していきます。

目次

プログラマーに必要なスキル:プログラミング言語

エンジニアに必要なスキル:クライアントのニーズを反映した設計とマネジメント力

Webデザイナーに必要なスキル:Webサイトのコーディングとデザイン力

Webディレクターに必要なスキル:リーダーシップとマネジメント力

フリーランスでも最低限のビジネススキルは必要

プログラマーに必要なスキル:プログラミング言語

プログラマーの主な仕事内容は、プログラミング言語を使ってシステム開発を行うことです。仕様書に基づきプログラムを組んでいき、設計後の動作確認を行うプロセスを担当することが一般的です。プログラミング言語の種類は様々で、プロジェクトに合ったものを使用することになりますが、多くの企業からの案件数が多いものとしては、JavaとPHPが挙げられます。一方、受託金額ベースでみると、Ruby、Android Java、Objective-Cが1案件当たりの金額は高く、ニーズの高まりがうかがえる言語です。また、SwiftやPython、Goなどの比較的新しい言語は、まだまだ希少性が高いスキルのため、相場も高いことが特徴です。プログラミングスキルを高めるためには、各言語に対応した資格もあるため、需要の高いものを選んで取得すると良いでしょう。

エンジニアに必要なスキル:クライアントのニーズを反映した設計とマネジメント力

エンジニアの主な仕事は、クライアントから開発するシステムについてヒアリングを行い、その内容を反映して仕様書や設計書を作成することです。エンジニアが設計した内容を受け、プログラマーによってプログラムが組まれていくという流れになり、1人のエンジニアがプログラミングまで担当するケースもあります。そのため、エンジニアにはシステム開発の専門知識と同様に、コミュニケーション能力や開発プロジェクトをスムーズに進めるためのマネジメント力が必要となってきます。技術面においては、システムアーキテクト試験やネットワークスペシャリスト試験といった国家試験を保有するエンジニアが多く、グローバルに活躍するエンジニアにとっては、オラクルマスターも人気の高い資格です。

Webデザイナーに必要なスキル:Webサイトのコーディングとデザイン力

Webデザイナーの主な仕事は、Webサイトのグラフィックやビジュアル面での構成を担当していくことです。見やすく・魅力的なサイトづくりのためには、各要素・機能の適切なレイアウトが必要になってきます。そのためのスキルが、HTML・CSS・JavaScriptといった、サイトを作成するための言語に関する知識なのです。また、クライアントのニーズを反映したイメージ作成も行うため、PhotoshopやIllustratorはデザイナーとしての必須スキルです。機能性とデザイン性をバランスよく組み立てられるセンスも同様に求められるスキルと言えます。

Webディレクターに必要なスキル:リーダーシップとマネジメント力

Webディレクターの仕事は多岐に渡ります。Webサイト制作・更新のプランニングから、システム開発やデザインなどのチーム編成、スケジュール・予算・進捗・品質管理、協力会社の調整・交渉など、サイト制作に関するほぼ全工程の進行管理を行う指揮官的な役割です。そのため、プロジェクトチームを統率していくリーダーシップとプロジェクトを成功に導いていくための高いマネジメント力が必要とされます。また、クライアントや協力会社、メンバー間の橋渡し役となるためのコミュニケーション能力、広告やマーケティングなどのビジネススキルなども必要な、オールラウンダーです。資格は特に必要ないものの、各プロセスを把握しなければならないため、プログラミングやデザインに関するスキルもあると心強いでしょう。

ITフリーランスにとって必要とされるスキルとは?_2

フリーランスでも最低限のビジネススキルは必要

IT系人材は、専門知識による技術力の高さばかりに価値を置かれがちですが、仕事をする以上、最低限のビジネスマナーやスキルは必要です。クライアントの要望をしっかりと聞き取れない、反映できない、納期に遅れる…など、1人のビジネスパーソンとして劣っていれば、クライアントの足は遠のいてしまうでしょう。自由に好きな仕事ができるフリーランスは、自分自身が「一企業の顔」であることを忘れずに、真摯に仕事に取り組む姿勢こそ、大切なスキルであることを忘れないようにしましょう。

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