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どう進める? 「BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)」とは?

投稿日:2018年7月25日 更新日:

Business Process Re-Engineering

「企業に改革を起こすBPRってなに?」「業務改善とは違うの?」「BPOとの関係性は?」などBPRに関する疑問を解決していきます。また、効率の良い進め方や、BPRの手法についても併せてご紹介します。

目次

BPRって何?
BPRのメリットとは?
「業務改善」と「BPR」の違いは何?
今話題のBPOもBPRの一部
BPRの進め方
まとめ

BPRって何?

BPRとは、「ビジネス・プロセス・リエンジニアリング」の略です。
「リエンジニアリング」とは、企業が行う業務や、それを担う組織、動かす戦略について根本的に「再構築する」ということを意味します。
つまりBPRとは、ビジネスを行う上で、目標達成のために業務フロート企業活動、組織構造を見直して再構築することを指します。

BPRのメリットとは?

実際にBPRを進めると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

業務フロー・業務プロセスの見える化

従来の業務プロセスだけを改善するのではなく、組織構造など企業全体を対象に抜本的な改革を起こすBPRでは、社内の業務を俯瞰的に把握する必要があります。
全社で業務フローを洗い出すことで、生産性を妨げる原因や、要因を発見することができるのが1つめのメリットです。
見える化することで、従来の組織構造の見直しに直結します。また業務の見える化を進めることによってプロジェクトやチームごとの目的やゴールの設定ができます。

従業員と顧客の満足度向上

BPRは顧客満足度の向上はもちろん、従業員の満足度向上にもつながる経営手法です。
効率的な業務を通して生産性の向上が可能になれば、商材やサービスにおける品質の向上にもリソースを割けるようになります。高品質な商品・サービスの提供は当然顧客の満足度を高める要因です。
顧客満足度が高まれば、利益率も高くなり、従業員へ還元することが可能になります。BPRは顧客満足度を高め利益を得て、その利益を従業員に還元することでモチベーションを引き出すという循環構造をつくりだすことにつながります。

「業務改善」と「BPR」の違いは何?

BPRは業務改革を指す

「BPR」という言葉は聞いたことがなくても、「業務改善」という言葉はマネージメントに関わったことがある人なら聞いたことがあるかもしれません。
BPRと業務改善は混同されがちですが、根本的な違いがあります。
業務改善とは、通常業務の中で、無理があることや無駄なことを極力なくし、効率よく仕事を進めていくというもの。つまり「現状を認めながらも、不足している部分や改善できる部分を是正していくこと」が業務改善です。
その一方で、BPRは業務「改革」と呼ばれています。改革というのは現状を否定すること。「現状を否定して、今まで行ってきた制度を根本から改める」のがBPRです。

業務改善とBPRは重視するものが違う。

業務改善は、業務に関わる“人”(従業員・顧客・パートナー・株主など)、“物”(所有物と動産および不動産)、そして“情報”のいずれか全ての業務プロセスを対象に無駄やムリを省くことで効率化を目指します。
その一方、BPRでは、社内の業務プロセスを根本的に見直し、研究開発、製造、品質管理、製品やサービスの供給方式、人事の評価などのすべての企業活動を、市場志向(顧客志向)の業務プロセスとして一から再統合・最適化します。

従来の業務改善では、従業員や業務フローを重視したその上で、商品やサービスの品質向上、コスト削減や組織の旧態然とした体質改善など、全体ではなくポイントとしての改善効果を得ていました。
それに対してBPRは、市場や顧客を重視するため、従業員や業務フローも含めたすべての企業活動を対象に、ビジネスルールの抜本的な改革を行うことで、効率を飛躍的にあげ、生産量の向上を得ます。
要するに、業務改善は、BPRの一部に過ぎず、より抜本的な改善を求める場合はBPRを進めることが重要なのです。

今話題のBPOもBPRの一部

業務改善はBPRの一部だと前述しましたが、BPRに含まれる経営手法は他にもあります。
今話題となっているBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)もBPRの中に含まれます。企業活動の一部、もしくは全部を外部企業にアウトソーシングしたり、人事・総務・経理などのノンコア業務を外部委託するケースをBPOと呼びますが、こういったBPOや業務改善を組み合わせて、根本的な改革をするのがBPRというわけです。

BPRの進め方

BPRを効率よく進めるには、対象を明確にするのが大切です。
BPRを始める際、BPRを導入する“目的”をはっきりとさせて、それを3つの視点から見直し、改革を進めていきます。

BPRに必要な3つの視点

BPRに大切な3つの視点とは、「組織」「人」「システム」です。
この3つの視点からしっかりと業務を見直していくことで、初めてBPRを実現することができます。
新しいシステムを導入するには、その使用者が対応できるようにフォロー体制も万全にすることが重要です。
新たなシステムを組織に定着させること自体も大きな目標の1つとなるでしょう。単発的、部分的な改革では組織全体を改善することができません。そのためには継続できるシステムを構築する必要があるので、企業にとって無理のないシステムであることも大切です。

実際のBPRの進め方

・業務の分析による仕分け
BPR導入において、一般的とされる手法です。
新たな企業が乱立しているのに反し、多くの企業が人手不足に悩んでいます。少子高齢化や人口減少などの社会問題が背景にありますが、このことから分かる通り、企業のリソースには制限があり、限られた人材を有効に活用しなければなりません。
そのため、「正社員がすべき業務」と「アウトソーシングすべき業務」を仕分けする必要があります。
業務を分析して、アウトソーシングが可能なものと不可能なものという観点で分けていくことは、BPRにおける初期段階に過ぎませんが、最重要項目であることも確かです。

・シックスシグマ
シックスシグマは統計学の1つで、経営のミスや欠陥品の発生率を低下させる手法です。顧客満足度を向上させるのに直結した課題解決手法なので、製造・営業・サービス業はもちろん、間接業務にも有効です。
顧客満足度を重要視しているシックスシグマはBPR導入に置いて非常に有効な手法の1つとされています。

まとめ

business reengineering

BPRを進めていくため、企業はそれを推進する強いリーダーを育成し、情報システムを導入していくことが求められます。今回紹介した手法以外にもBPRを行う手法は多数存在しているので、自社と似ている企業が導入した事例などを参照しながら、しっかりと計画して進めていくことが重要です。

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