新型コロナウイルスが原因で、対面で商談を行うのが難しい状況です。いくら対面で顧客を獲得できても、万が一そこからコロナウイルス感染が起きてしまった場合大きな被害が出てしまいます。
現在コロナウイルスの中でも安心してリモートワークで商談ができるツールとして、「オンライン商談システム」の需要が高まっています。オンライン商談システムを提供する「ベルフェイス株式会社」の調査によると、52%の企業がすでにオンライン商談システムを利用して業務を行っています(緊急事態宣言発令時の対象地域7都府県をベースに調査)。
今回はコロナウイルスの中でも安心して商談を行いたい方向けに、オンライン商談システムの概要やメリット、そして選び方やおすすめのツールを3つ厳選してご紹介していきます。
目次
オンライン商談システムとは
オンライン商談システムとは、インターネット上で商談が行えるツールです。Web上で映像を介してやり取りを行う点で、「Zoom」などのWeb会議用ツールと共通しているところもあります(Web会議用ツールと銘打っていても、オンライン商談システムに応用できる場合も多いです)。
新型コロナウイルスの感染を避けるためには、対面で直接近づいて話す行為はなるべく避けたほうがよいです。しかし従来の商談では、対面で近づいて話すのが普通です。
そこでオンラインでも商談のできる、オンライン商談システムの活用が広まっています。
オンライン商談システムのメリット
オンライン商談システムを活用すると、次のようなメリットがあります。
・移動時間などを削減できる分、業務効率化が可能である
・商談の機会が広がる
・ペーパーレス化で、コスト削減ができる
・緊急時も、顧客のフォローができる
・商談の内容を、教育コンテンツとして活かせる
移動時間などを削減できる分、業務効率化が可能である
対面の営業では、特に移動時間が非効率だと言う点が問題視されていました。実際に商談が開始するまでの時間を潰すのはもったいないですし、そこにコストも掛かってきます。
対してオンライン商談システムを使えば、待ち時間は一切必要ありません。予定時間にお互いに機器の前に立ち、システムをONにすればすぐ会話が開始します。
移動時間が削減される分、その時間を戦略構築や、商談自体の数を増やしたりする分に回せます。また通勤コストなども削減されるので、効率のよい商談が可能です。
商談の機会が広がる
対面の商談だと、どうしても遠方の顧客まではフォローできません。商談をアナログだけに頼ると、新規顧客獲得の機会も狭まってしまいます。
オンライン商談システムを使えば、遠方の見込顧客とも対話を行えます。場合によっては、海外の見込み客とも簡単に商談が可能です。
顧客機会の損失は、営業にとって致命的です。その損失をなくして拡大できる点で、オンライン商談システムには大きなメリットがあります。
ペーパーレス化で、コスト削減ができる
オンライン商談システムでは、紙の資料は必要ありません。システム上で資料を共有して見てもらうだけで、情報を伝えられます。
商談ではたくさんの紙が必要なのもネックですが、オンライン商談システムを使えばすっきりします。ペーパーレス化にもつながるので、コスト削減で節約が可能です。
緊急時も、顧客のフォローができる
新型コロナウイルスのように、緊急事態が起こって対面の商談がしにくくなる場面はこれからも発生する可能性があります。対策を考えていないと、顧客離脱などにもつながるかもしれません。
その点オンライン商談システムならば、対面しないで気軽に話せる分緊急時にも商談ができます。確実に顧客の継続フォローができるので、離脱率減少などにも効果があるはずです。
商談の内容を、教育コンテンツとして活かせる
対面の商談の経験を社員に共有するには、限界があります。直接同行してもらって体験してもらうにしても、人数的に何度も同じことを行わないといけません。
オンライン商談システムの録画機能を使えば、その課題を解消できます。
録画機能で商談の場面を実際に見せながら研修を行えば、商談のコツなどを複数の社員に共有できます。教育コンテンツとして商談内容を簡単に共有できる点でも、オンライン商談システムは有効です。
オンライン商談システムの選び方
オンライン商談システムを選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。
・必要な機能はそろっているか
・画質や音質に問題はないか
・操作に支障はないか
必要な機能はそろっているか
オンライン商談システムごとに機能は多少異なるため、必要な機能が揃っているかは要確認事項です。
・録画機能が備わっているか
・画面共有時にポインターなどで説明ができるか
・議事録を自動作成してくれるか
など、利用する場面に対して必要な機能が搭載されているか公式サイトなどでチェックしましょう。
画質や音質に問題はないか
オンライン商談システムでは、実際の商談に近いシームレスな話し合いが求められます。画質や音質に問題があると、商談がスムーズに進まないので非効率です。
画質や音質にこだわっているツールを選ぶと、商談のイメージを悪くせずにスムーズな会話ができます。実際に使ってみないと画質や音質については分からないと思うので、トライアルを活用することをおすすめします。
操作に支障はないか
オンライン商談システムがいくら機能的に適切で画質や音質がよくても、担当者が使えなくては意味がありません。細かい操作感の違いで、効率性が変わってくる場合もあります。
操作に支障がないか、実際に確かめてみると安心です。画質や音質などについてチェックする意味でも、ぜひトライアルを活用してみましょう。
おすすめオンライン商談システム3選
ここからは、おすすめのオンライン商談システムを3つ厳選してご紹介していきます。
・bellFace
・Mee2box
・B-Room
bellFace
Webブラウザー上で、5秒あればすぐ接続できることをうたったオンライン商談システムです。音声は電話を利用することで、音質を保っています。
資料共有の面では特許を取得しており、
・マウスポインターで操作できる
・ページめくりも簡単
など利便性が高いです。
他にも
・プロフィールシートを活用して名交換代わりにできる
・カメラ映像を加工して、人をより美しく見せられる
・商談時にリアルタイムでトーク資料を確認できる
など、オンライン商談システムで欲しい機能を一通りそろえた万能ツールです。
Mee2box
「リクルート」など、大手企業も導入している人気オンライン商談システムです。
利用トレーニングを利用できるので、オンライン商談システムの基本をすぐ理解できます。またPDFやOfficeファイルなど、さまざまなデータ形式をアップロードして共有が可能です。
音声通話を議事録として記録しておく機能もあるので、商談の確認も楽です。さらにメモを共有しながらリアルタイムで更新したりと、便利な機能が多数搭載されています。
B-Room
リリース半年で500社以上に導入されている、注目度の高いオンライン商談システムです。「セブン&アイホールディングス」など、有名企業の導入も多くて信頼できます。
メールでURLを共有できるだけでなく、ワンタイムパスワード接続機能もあるのでメールアドレスが分からない顧客にもすぐ商談に入ってもらえます。また対面の商談に比べてどれだけコストが削減されたかの確認も可能など、ユニークな機能も搭載されているのが特徴です。
導入支援も行っているので、安心して導入できます。
まとめ
今回はオンライン商談システムとは何か、そしてそのメリットや選び方、おすすめのシステムをご紹介しました。
新型コロナウイルスで企業にとって厳しい状況が続きますが、だからこそオンライン商談システムが活きてきます。オンライン商談システムにより業務も効率化され、確実な顧客フォローが可能です。
ぜひオンライン商談システムで、リモートワークを加速させてみてください。