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【OtoOに効果的!】ビーコンを活用して集客しよう

【OtoOに効果的!】ビーコンを活用して集客しよう

私たちの身の回りには「IoT(モノのインターネット化)」による大きな動きが起こり、IoTが一般的なものとなりつつあります。そして実店舗の集客でもIoTを活用する動きが広まっています。代表例が「ビーコン(Beacon)」です。

ビーコンを活用すれば、顧客の動きに応じてさまざまな集客施策を打てるようになります。「OtoO(オンラインからオフラインへ集客する手法)」の実現に重要な役割を果たすビーコン。特に実店舗を持つ企業様にはぜひ活用してほしい端末となっています。

今回はビーコンとは何か、そして混同されがちな「GPS(Global Positioning System)」との違いやメリットなどをご紹介していきます。「ビーコンとは何か知りたい」、「ビーコンのメリットを知って、今後の集客施策へ活かしたい」という企業担当の方はぜひご覧ください。

目次

ビーコンとは

ビーコンとGPSの違い

ビーコンのメリット

まとめ

ビーコンとは

ビーコンとは、もともとは位置情報などを伝える伝達手段のことを言います。例で言うと、のろしやかがり火のようなものを指します。現在では店舗に備え付ける情報通信端末をビーコンと呼ぶようになりました。

例えばコンビニに入ると抽選に挑戦でき、当選するとポイントや商品がもらえるキャンペーンをご存知の方はいらっしゃるでしょうか? こういったキャンペーンもビーコンを活用して開催されています。

現在ではスマホを所持している人が増え、スマホを活用した集客施策が重要になりました。また「BLE(Bluetooth Low Energy)」という、機器同士を省電力で接続する規格が登場したことで、ビーコン設置への敷居が低くなりました。

現在ビーコンはコンビニなどを中心に、さまざまな実店舗を持つ企業へ広まりつつあります。

関連ページ:実店舗リピーター増加に有効! 自社アプリ集客のメリット

ビーコンとGPSの違い

ビーコンと混同されがちな技術に、GPSがあります。GPSはアメリカの複数の衛星から衛星の位置や電波発信時間などを取得し、それをもとに受信機が計算を行って自身の位置を割り出すシステムです(GPSに類するシステムを提供する衛星が、日本をはじめとする各国から打ち出されています)。

位置情報を発信するという性質上、ビーコンとGPSは混同されがちです。しかし情報が発信される場所から考えると、ビーコンとGPSがまったく違うサービスだとはっきり分かります。

まずビーコンは店舗の壁など、指定した場所に設置して顧客のスマホとの連動を図ります。対してGPSでは、地球外にある衛星から情報を取得して、スマホを持っているユーザーの位置情報を割り出します。このように店舗などの限られた場所からか、地球外という超長距離からの通信かが、ビーコンとGPSを分ける1つの要素となります。

そしてどこから情報発信を行うかで、両者には異なるメリット・デメリットが発生します。

まずビーコンでは発信できる距離が限られている分、障害物があるところでも情報を発信できます。対してGPSはどこにいても情報を取得して位置情報を計測できる分、山奥や建物など障害物の多いところでは電波が届きにくい弱点があります。

このようにビーコンとGPSは、まったく異なるシステムです。ビーコンは実店舗で利用されやすく、GPSは地図アプリなどで使われやすいシステムとなっています。

ビーコンのメリット

ビーコンには、次のようなメリットがあります。

・プッシュ通知で簡単に情報発信できる
・店舗内の位置まで考えた販促が可能になる
・キャンペーンとも連携して活用しやすい

プッシュ通知で簡単に情報発信できる

ビーコンを活用すると、来店してくれた顧客にクーポンやセール情報などをリアルタイムでプッシュ通知発信できます。

顧客が何かアクションしてくれるのを待つ受け身ではなく、店舗から積極的に有益な情報を発信できるプッシュ通知の活用は、リピーター集客などで大きなメリットがあります。プッシュ通知により顧客は有益な情報を見逃さずに済み、常に最新情報を取得できるようになります。

そしてビーコンとプッシュ通知を併用すれば、「このお店に来れば、何かお得な情報がもらえるはず」という好循環を作ることができます。

店舗内の位置まで考えた販促が可能になる

GPSでは、「この位置にいる顧客にはこの情報を発信する」といったピンポイントの施策は打てません。

ビーコンの場合発信できる距離が短い分、数センチメートルレベルで顧客がどこにいるか確認できます。これにより例えば商業施設では、「今顧客はアパレルコーナーにいるから、アパレル関係のクーポンを配布して購買へつなげよう」といったピンポイントな施策が可能になります。

店舗内の位置まで考えて販促ができるようになるのも、ビーコンのメリットです。

キャンペーンとも連携して活用しやすい

ビーコンは、キャンペーンとも連携しやすいのがよいところです。

例えば「スタンプラリーキャンペーン」として、自店舗アプリのスタンプラリー機能とビーコンを連携させます。すると「1階にいる顧客にはこのスタンプを、2階に来てくれた顧客にはこのスタンプをプレゼント」など、場所に応じてスタンプをプレゼントして、集客へつなげる施策も打てます。

そしてキャンペーン目当てで来店してくれる顧客を増やして、リピーター化することも可能になります。

【OtoOに効果的!】ビーコンを活用して集客しよう

まとめ

今回はビーコンとは何か、そしてGPSとの違いやメリットも解説してきました。

まだ一般的な普及には時間がかかりそうなビーコンですが、徐々に利用する企業が増えつつあります。今の内にビーコンの特性を活かした施策を打てば、実店舗を持つ競合企業にOtoOで一歩差をつけられる可能性があります。

ぜひビーコンを活用して、自社の実店舗集客施策に役立ててみてくださいね。

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